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さて、先週からの続きですが2回目に同伴者がパスポートを
なくしかけた事件はドイツのケルンで起きました。
今から
約6年ほど前になりますが、F1レースの開催地で有名な
モンテカルロでの会議の前にベルギーのブリュッセルで
事前打ち合わせに参加しておりました。
たまたま
スケジュールが半日ほど空いたので、せっかくの機会と思い
ブリュッセルから列車を利用して
ジュッセルドルフに駐在していた
かつての総合商社勤務
時代の友人を同伴していた部下
一緒に訪ねることにしました
 
ブリュッセルからの列車をケルンで一度乗り換えてから無事に
ジュッセルドルフに到着し、久しぶりに友人と旧交を温めました。
残念なことに強行スケジュールによる旅の疲れも手伝ってか
友人に案内されたパブでビールを飲んでいる際に同伴していた部下が
友人にからんでしまいあまり好ましくない状況に発展してしまいました。
私は友人に深く
お詫びをして直ぐに部下を連れてブリュッセルに
戻ることに
しました。
ジュッセルドルフから
の列車を再びケルンで乗り換える際に
待ち時間が1時間ほどありましたので、駅前のある有名な大聖堂(教会)に
寄って、酔いが醒めた部下に対して注意をしながらも、
私自身も部下を一緒に連れてきた責任を感じて2人で教会の中で
30分ほど押し黙ったまま”懺悔”とも言うべき反省をしていました
(最も私も部下
もクリスチャンではありませんが)。
 
さて、事件はその教会を出る時に起こりました。
教会を出たところに
子供の集団がいることはわかってはいたのですが、
いわゆる
彼らが有名なジプシーのスリ集団とは全く気がつきませんでした。
ただ
ひたすら駅の改札に急ぐことばかりが頭にあって部下の
「財布を
すられた」という叫び声で振り返ると彼が真っ青な顔をして
立ちすくんでいました。聞けばすられた財布の中にはカードのみ
ならずパスポートも入っているとのことで私も途方にくれてしまいました。
ところが、2人で呆然しているところに突然スリ集団の何人かの子供
たちが駆け寄ってきてその中の女の子が部下に財布を差し出して
返してくれたのです。彼が受け取って中身を確認するとパスポート
やカードも含めて何もなくなっていないことがわかりました。
子供たちは
財布を渡すと直ぐに走ってどこかに行ってしまいましたが、
何故スリ
集団の彼らが財布の中身を取らずにそっくりそのまま返してくれたのか?
振り返ってみれば部下が財布をすられてから返却してもらうまでおそらく
数分間の出来事でした。
 
ジプシーのスリ集団が日本人のパスポートやカードが入った財布を何故に
そっくりそのまま返してくれたのかについては本当に謎です。
教会を出る際の我々の顔が暗い表情であまり元気がなかったので
スリ集団の子供たちが我々に同情してくれたのか、
はたまたクリスチャンでは
ありませんが教会でのにわか”懺悔”により
神が我々を窮地から救って
くれたのかなどと様々に考えますが
実際のところは未だにわかません。パスポートのみならずカードも盗られずに
まるまる財布ごと戻ってきたこの話をヨーロッパに駐在経験のある友人たちに
話をしてもなかなか信じてはもらえません。とにもかくにも翌日無事に
モンテカルロに飛んで予定通りに会議に参加することができた次第です。
                                    F.S
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