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かっての海外出張で私自身ではなく一緒に出張した
方のパスポートがなくなってしまったが直ぐに戻ってきたと
いう不思議な経験が2度あります。私個人は幸いなことに
パスポートを紛失したことはありませんが、仮に一緒の
方の紛失したパスポートがもしも戻ってこなかったら当然
同行している私も何日かは現地での足止めに
つきあわされてしまったことでしょう。
 
さて、最初の体験ですが今から約10年ほど前に
メーカーに勤務していた時の話です。海外出張で
中国から香港に戻る際の国境(深せん)にて
出国手続きに向かう手前のエスカレーターでその
事件は起きました。後で聞けばスリ集団がよくたむろしている
場所だったらしいのですが、たまたま私と一緒に日本から
出張してくれていた通訳の女性が
”パスポートの入った財布をとられた”と突然叫びました。
確かに直前に長く黒いコートを来た何人かの男性が
エスカレーターを駆け上って我々の傍らを急いで通過して
いったのは気づいていましたが、まさか彼らがスリ集団など
とはとても思えず女性が叫んでから初めて気づいた次第です。
 
パスポートを取られてしまった女性は当時関連会社に勤務
していましたが日本の在住資格は持っていなかったのでパスポートは
当然中国国籍のものでした。私と一緒にいたので彼女も日本人と
間違えられてパスポートを盗まれたのでしょう。急いで近くにある中国警官
の詰め所に急いで行って彼女から事情を警官に説明してもらいました。
暫くの間彼女と警官が打ち合わせをしながら書類(いわゆる紛失届けか
と思います)を作成していましたので私は少し離れたところに立ってその
打合せが終了するのを待っていました。10分ほど経過した頃でしょうか。
突然私の足元に何かが投げつけられてきました。よく見るとそれは黒い
財布のようです。拾い上げてみると中にはなんと彼女のパスポートが
入っているではありませんか。慌てて私はその財布を彼女に持っていきました。
 
やはりその財布は彼女のものであり、中身を確認してもらったら幸いにも
パスポート以外のものもなくなっていなかったとのことで彼女は大変安堵した
ようでした。彼女が言うには、スリ集団が盗ったパスポートが日本のものでは
なく中国のものであることが判明したために結果的に闇ルートで販売しても
価値があまりないパスポートなので同胞である彼女に戻してきたらしいとのこと
でした。何もともあれその後無事に香港に移動して予定通りのスケジュールを
こなして帰国することができました。もしも彼女のパスポートが出てこなかったら
中国側に数日はとどまる必要があったかもしれません。
 
さて、もう一つはドイツのケルンで起きた話ですが、
それは次週にまわしたいと思います。
                                                                                       F.S
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