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江副さんがリクルートを去ってからおよそ20年だそうだ。
江副さんが去るころ、当時大学生だった私はリクルートで
アルバイトをしていた。
たかだか2年間のリクルート体験だが、20年近く経った今でも
当時の仲間とは先輩、後輩、同僚と交流が続いているのは、
高校、大学の仲間との交流ががほとんどない中、不思議ではある。

この本の冒頭で、
『無気力の代名詞のように言われているニートやフリーターの中から
何人かでも若き起業家が輩出すれば、望外の喜びである。』
とあるように、この本は若き世代向けのメッセージではあるが、
多くのビジネスマンに読んでいただきたい。
企業風土からはじまって、岩崎弥太郎から、デルコンピュータの
デル氏まで著名な起業家とのエピソード、物置小屋からスタート
したというリクルート創業期の興味深い話しや、情報誌からいかに
領域を広げていき、新規事業につなげていったか、その課程、
及び撤退していくタイミング等かなり詳しく書かれており、
まさに起業家のバイブルとなる一冊。

リクルートから多くの優れた人材が巣立つ要因の一つをまとめると、
リクルートの経営の3原則の最初の一項が、『社会への貢献』とあり、
『新しいサービスがどんなに儲かる事業であっても、社会に貢献
できない事業ならば、リクルートは行わない』(原文まま)。
こうした観点から選んだ事業を推進するために、会社の中に小さな
会社(PC/プロフィットセンター)をつくり、30歳未満の若手を、この
PC長にし、大幅な権限委譲と同時に高い成果を求め(拡大も廃業も
このPC長の力量にかかる)、高い業績を上げれば若くても大きな
PC長、事業部長、部門長になれる、これこそが、リクルート式
【経営者を育てる仕組み】であるということらしい。

決してカリスマ性のある経営者とはいえない江副さんが作り上げた
リクルートという会社。そして、この本で触れられている方以外にも
数多くの優秀なOBOGが存在し、一大勢力として、日本経済を引っ
張っているのは間違いのない事実である。
私はアルバイト経験だけなので、リクルートから巣立った人間では
ないが、社会に、そして若き世代に何かを発信すべき責任はある、
と再認識した次第である。
                                    K.I
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