＜地下鉄での会話から”家族サービス”を考える＞

休日の地下鉄の中での話です。私が座っている対面の
席に、かなりご年配の女性２人が周囲に響く程度すなわち
やや大きめな声（ちなみに私の声も他人のことをとやかく
言えないくらい十二分に大きいのですが？！）で会話を
されていました。
その女性２人を仮にＡさん、Ｂさんとしましょう。
 
Ａさん「私の友人のＣさんのご主人がもう直ぐ定年退職
　　　　らしいのだけで、そのご主人が定年を迎えたら
　　　　Ｃさん（すなわち奥様）と一緒に旅行をするのが
　　　　楽しみらしいのだけどＣさん自身は実は困っている
　　　　らしいのよ。」
 
Ｂさん「Ｃさんは気の毒ね。大体歳をとったら旅行は
　　　　自分の子供か友人と行きたいものよね。ご主人と
　　　　一緒だと全然楽しくないからね。」
 
Ａさん「そうでしょ。残念ながらＣさんのご主人はそれに気が
　　　　ついていないようなの。今まで家族とは旅行にほとんど
　　　　行ってないものだから、仕事を離れたら初めて家族
　　　　特に奥様にサービスをすべきかと本人はかなり気合いが
　　　　入っているようだけど。」
 
Ｂさん「普段から家族サービスをしていない夫から急に
　　　　思い立ったように旅行しようなんて言われても自分勝手よね。」
 
Ａさん「本当に男って身勝手なものね。」
 
という２人の会話を聞いて私も普段から家族サービスを励行
しなくてはとつくづく考えさせられた次第です。
                                                                         F.S