現在私が住んでいる共同住宅は郵便受けや表札に名前を記載していない家がほとんどです。
要は個人の情報が最近とみに増えてきた凶悪犯罪につながることを恐れている背景もあるのでしょうが、隣にどういう人が住んでいるかを把握するのが難しい状況になっています。
かつては“向こう三軒両隣”といった言葉があり近所付き合いも盛んな時代もありましたが、
今では“隣は何をする人ぞ”というのが現実と言えるでしょう。
時代劇に出てくる江戸時代の長屋の風景からかもし出される隣近所で助け合うような
粋な繋がりは東京においては残念ながらもはや過去の無形文化遺産と化してしまったのかもしれません。
F.S
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